MUSCLE CARS 

LEV?  SORRY NO,  HEV or SuperHEV

 

馬(鹿)力にものをいわして走っていた車たち。 

腹減らしで、環境問題を考えると、悪者でしかないが、

老兵たちを責めないでほしい 

最期の時が来るまで、そっといたわってあげよう。

 

 

Car Craft誌のランキングに出ていたフォードのマッスルカーたち

 

        1964 フェアレーン・サンダーボルト                                     

          4灯式ヘッドライトの内側2灯をつぶしてエアインテイクとしたレースカーでおなじみ。        

        1969/70 BOSS302

          言わずと知れたハイパフォーマンスモデル。高回転まで軽く回る名機を積んだモデル。

        1968 マスタングGT 428コブラジェット

          当時のドラッグレーサーで、横っ腹に大きく、Cobra Jet って書いてあるのが有名。

        1966 ギャラクシー 428

        1962 ギャラクシー 406

          406はあまり見かけない数字だが、FEブロック(390/427/428)のエンジン。

          この406、1cubic inch 当たり 約1hp の405hp です。         

        1969/70 BOSS429

          バカでかいヘッド(セミ・ヘミスフェリカル)を載せた重量級。

          そのままでは搭載できず、ショックタワー部分を左右1インチずつ拡張して搭載。

        1965 ギャラクシー500 427サイドオイラー

        1967 フェアレーン

        1969 フェアレーン・コブラジェット428CJ-R 

        1969/70 クーガー・エリミネーター428CJ-R

          マスタングBOSS302のマーキュリー版として作られたエリミネーター。エンジンは3種類。    

        1969 サイクロン・スポイラー 428

          その名の通り、スポイラーをつけたサイクロン。サイクロンはトリノのマーキュリー版。

        1970 サイクロンGT 429SCJ

        1969/70 クーガー・エリミネーター 429SCJ

          69/70のフレームにそのままでは、載らないので改造して搭載。(BOSS429と同様)

        1968 クーガーXR−7GTE 428

          67年では390が最大(ごくわずかに427搭載)だが、68年には428を搭載。

        1966 サイクロンGT

        1969 クーガー・エリミネーターBOSS302

        1969 サイクロン・スポイラーU ダン・ガーニーSp./ケイル・ヤーボローSp.

        1963 マローダー 427 

          マローダーとは、フルサイズ・マーキュリーのスポーツグレードにつけられる名前。          

          

    ここで、サイクロンという名前が登場しており、最近ではGMに同名の車が存在しましたが、

    本家マーキュリーのものは、yclone で、文字通り「暴風雨」のサイクロンを表します。

    一方、あちらのサイクロンは、yclone と表記され、アメリカ人特有の文字遊びをしています。

    兄弟車がタイフーンだったので、ぜひともサイクロンにしたかったのでしょうが、この名前は、

    すでにフォードが登録してあるために使えず、このようにしたのでしょう。

 

 

初心者と女性のためのフォード・マッスルカー講座

ここは、フォードのマッスルカーについてちょっと知っていただくためのコーナーです。

 

▼マッスルカーの定義

 60〜70年代前半の、パワー戦争の結果、大排気量化、ハイパワー化された車たちです。

 当時はこうは呼ばなかったようです。

 オイルショックと公害対策により、低圧縮で、低排ガス、低出力のエンジンにされ、滅びてしまいました。   

 現代のハイパワー車もネオ・マッスルといったりもしているようですが、現代の車は、例えば、コブラのように

 足回り等、全身を鍛えられた、いわば「頭脳的なクルマ」なので、筋肉だけ発達していた筋肉車ではなく、

 頭脳車「ブレインカー」とでも呼ぶべきではないでしょうか?

 

▼エンジン

 分類すると次の4つのファミリー(系列;エンジン本体=ブロック、の大きさと形)に大別されます。

 これらは、すべてOHV(Overhead Valve)という古典的な形式です。

      ※ OHV → OHC(Overhead Camshaft、後にDOHCができたため区別する意味で                   SOHC; Single Overhead Camshft ともいう) 

             → DOHC(Double Overhead Camshaft) と進化していきます。     

       旧式だから悪いというわけではなく、得意不得意な部分があるだけです。

       進化するほど、エンジンとしての効率は良く、高回転高出力型(ぶん回すとスピードが出る)、

       遡るほど、低回転トルク型(下から力があり加速はいいが、高回転まで回らない)のエンジンです。

       あまり、ピンときませんよね? ですから、ここでは名称だけ覚えておいて下さい。

     

     ※下に出てくる数字は排気量を表す数字で、日本では、c.c.(cubic cenntimeter;立方センチ)ですが、 

       アメリカではインチを使うので、c.i.(cubic inch)/c.i.d.(cubic inch displacement)で表します。

       数時に16.387064....(2.54×2.54×2.54) つまり約16.4倍すると c.c. になります。

       例: 302 → 302×16.4=4952.8c.c. で、5.0リッターということになります。

       要は、およそ16倍したものが、ccってことです。 

    1.スモールブロック   260、289、302、351W  などの排気量のものがあります

      この時代(60〜70年代)は、289 と 302 がこのファミリーの主力でした。コンパクトで軽量、

      吹き上がりも軽く、音も静かな傑作エンジンといわれています。302 は、その後もフォードの主力エンジン

      として、使われてきました。289HP(High Performance)や BOSS302 などのハイパワー版もあります。

      351 のみ後に W の文字が付加されていますが、これは、別のファミリーに全く同じ排気量のものがあり、

      区別のためにこうなっています。生産工場(カナダの Windsor ; ウィンザー)の名前から W が付きます。

      アフターのパーツもけっこう出ており、イジりやすいので、一番奥の深いエンジンです。

     351っていくつある?

      これから出てくる335(これは排気量を表す数字ではありません!)ファミリーにも同じ 351 があります。

      そちらは 351C と呼ばれ、わずか数年で生産中止(時代に合わず)になり、351M に進化しました。

      生産工場(Cleveland ; クリーブランド)から 351C、また 351M は Modify(改良)の M だといわれます。

      おまけですが、次に出てくるFEブロックにも同じ排気量のエンジンがありました。でも、なぜか名称は

      352 でした。(結局ピッタリ割り切れないんですよ!)

      これは、マッスル時代にはもうなかった、最小排気量のFEブロックです。

      

    2.FEビッグブロック   390、427、428

      排気量 6500cc〜7000cc の大排気量エンジンで、427 はACコブラにも積まれて有名な準レース用、

      428 はその一般公道用といってもいいでしょう。352 にはじまり、390、390 のボア(ピストンの径)を

      広げたのが 427 、ストローク(ピストンの上下動の距離)を延ばしたのが 428 っていう感じです。

    ※一般にボアを広げると高回転高出力型、ストロークを延ばすと低回転高トルク型となります。  

     後者のほうが、一般公道を走るには使いやすく、加速なども優れます。(あくまでも一般的な話です) 

      428 には 428CJ(Cobra Jet)、428SCJ(Super Cobra Jet) という2つのハイパワー版があり、

      マッスルカー時代を代表する高出力エンジンでした。  

 

    3.335ファミリー 351C

      このファミリーには他に 351M と 400 がありますが、マッスルカー時代にはまだなかったので、

      ここでは 351C のみとなります。(正確にいうと 400 はすでにありましたが)

      マッスルカー時代に対応して進化したため、時代の波に乗れず、70年代半ばに 351M に進化しました。

      NASCARなどのレースには、この 351C をベースにしたものが 358 として使われています。

      351C-CJ(Cobra Jet)、351C-HO(High Output)、351C-BOSSなどのハイパワー版があります。

      このエンジンの名前の元になったクリーブランド工場は、現在では、Ford Motorsport の

      チューンドエンジンを組み立てています。でも、皮肉なことにそのエンジンは W (ウィンザー)系です

 

 4. 4.385ファミリー 429

      これにも他に 460 という排気量のものが存在しますが、実際にマッスルカーに搭載されたのは、

      429 だけでした。429CJ(Cobra Jet)、429SCJ(Super CJ)、429BOSS がありました。

      はじめ、大トルクを必要とする大型車用に開発され、FEブロックの後継機として、マッスル時代には

      ハイパワーを誇りましたが、時代の流れで、もともとの用途に戻り、どんどん小排気量化していく現在

      では、市販車には使われていません。Ford Motorsport ではまだ作られており、ドラッグレース用に

      使われています。

 

▼車種

 現在同様、フォード・ブランドと、少しラグジュアリー版(その分スパルタンさは減る)のマーキュリー・ブラン

 ド、さらに、マスタングをベースとしたシェルビーGTシリーズがあります。

 同一車種が、両ブランドにありますが、その構成は多少違っています。代表的なものに以下の車種があり

 ます。

 

 フォード・ブランド                対応するマーキュリー・ブランド

    マスタングGT                     クーガーGT

    マスタングBOSS302                クーガー・エリミネーター302BOSS

    マスタングBOSS351                 NA

    マスタングBOSS429                クーガー・エリミネーター429BOSS(数台のみ存在)

    マスタングマックT                  クーガーGT

    フェアレーン500                    NA

    フェアレーン・サンダーボルト            NA

    トリノ・コブラ                      サイクロンCJ

    トリノ・タラデガ                     サイクロン

    ファルコン                       NA

    ギャラクシー                      NA

    NA                           マローダー

だいたいこんな感じです。ちょっと違っているかもしれません!

 

マッスルカーFAQ

★マッスルカーの長所・短所は?

 長所は、なんと言ってもそのダッシュ力、踏み込んだ時の加速。一度味わうとヤミツキになる危険があります。

 でも、ぶっ飛ばすわけではないので、生命の危険や、免許の危険は比較的少ないのでは(笑)?

 短所は、燃費・ブレーキ・足回りなど。リッター2キロなんてのも。これはガソリンが豊富にあって安かったから

 できたこと。あとはエンジンの性能にブレーキや足回りの性能が追いついていないことなど。

 それでよかった時代(すべての環境)がうらやましいですね。

▼これから買っても大丈夫? 

 まったく問題なしです。部品だって、人気車なので、まだ作られているし、車種限定のクラブだってあります。

 そういうクラブはたいていお抱えの専門ショップがあります。アフターパーツもまだまだ豊富に出ています。

 中でも一番安心なのがマスタングです。しかも古くなればなるほど部品が揃いやすいのです。(ビックリでしょ?)

 恐れることはありません。どんどん買いましょうでも、フォードのマッスルカーだけですよ)。

 もちろん、どんな車でも同じですが、よく選んで、変なものをつかまされないようにして下さい。

▼でも、買うんだったら.....

 できれば、ある程度のメンテナンスは自分でできるようにするといいですね。

 エンジンにしたって、構造はいたってシンプルなんですから。初心者だって女性だって十分にイジレます。

 それから、部品などは、個人輸入(海外通販)するとだいぶ出費をおさえられます。

 

まだまだつづくと思いますが.....