Misc. about FORD
ここはフォードに関する種々雑多な話題を掲示するページです。
皆様からの情報をお待ちしていますので、メールにてお願い致します。
★351のコブラジェット
コブラジェットと名のつくエンジンに、428CJ と 429CJ があります。428CJは、FEブロックという、
352−390−427−428 と続くビッグブロックです。429CJは、429/460という、385シリーズ
(この数字は排気量には関係なし)のビッグブロックです。両者とも、ハイパーエンジンとして有名です。
351C(クリーブランド;335シリーズ)にもCJというエンジンがありました。
このエンジンは351BOSSというスーパーエンジンのデチューン版です。71〜73の3年間だけ存在し、
71年型で比べると351C-4V(ただの4バレル)285hpに対してCJが280hpと5hp低い値でした。
コブラジェットってハイパワーエンジンに付けられる名前ではなかったのでしょうか?
そうです。この2つのエンジン、出力/トルクだけを見ると4Vのほうがハイパフォーマンスに見えますが、
実は圧縮比が違うのです。 4Vの 10.0:1(プレミアム仕様) に対して、CJは 9.0:1(レギュラー仕様)です。
当時すでにオイルショックと公害対策が叫ばれ始め、その対策を考えた次期主力ハイパーエンジンとして
CJは開発されたらしいのです。でも、低圧縮比でほぼ同じ出力が出せるのが、スゴイところでしょう。
★351Wと351Cの見分け方
同じ排気量なのに、ぜんぜん違うこの2つのエンジン。 見分け方は? という質問がよく寄せられます。
オリジナルならVIN(Vehicle Identification Number)を見ればわかる? いいえ、わかりません。
どういうわけか同じなんです。では、どうやって.......? 簡単に見るには以下の方法で。
1.バルブカバーの形とボルトの本数を見る
バルブカバーの形が台形でボルト6本ならウィンザー、長方形でボルト8本ならクリーブランドです。
ただし、302BOSSはエンジンブロックはウィンザーですが、ヘッドがクリーブランドのため、
ボルトは8本です。
2.フューエルポンプの取り付け部の形を見る
取り付け部がなんとなく四角い(五角形のような四角形、縦横だいたい同じ寸法)形ならウィンザー、
上下方向に異常に長い六角形(六角形には見えず、細長ーい形)ならクリーブランドです。
注:クリーブランド系(351C/M/400)以外のOHV−V8は全部ウィンザーと同じ形なので、
違ったものでも取り付けられてしまいます。だから、289用のを460にもつけられてしまうわけです。
しかし、ポンプレバーの形、長さ等微妙に違うので、違うものを付けると壊れる場合があります。
注意して下さい!
ご承知の通り、両者の名前は組み立て工場の名前ですが、Cエンジンはもう作られておらず、
クリーブランド工場では、単体販売用のチューニングエンジンが組み立てられているようです。
★フォードのクルマの名前
車の名前には各社、動物の名前のものが多いですが、
フォード車の名前には、草食動物の名前が、またマーキュリーにはネコ科の動物の名前が多いのです。
フォード:マスタング(半野生馬)、ブロンコ(野生馬)、ピント(馬)、スタリオン(サブネームですが種馬)
トーラス(お牛)
マーキュリー:クーガー(ピューマ)、ボブキャット(ヤマネコの一種)、リンクス(ヤマネコの一種)
パンテーラ(豹;イタリアとの混血ですが、アメリカではマーキュリーのディーラーで販売)
あとは、ファルコン(隼)、コブラ、サンダーバード(架空の鳥)、セーブル(カモシカの一種)、
ドラゴンフライ(サブネームで Drag'N Fly;トンボのドラゴンフライとドラッグアンドフライをかけて)など。
もうひとつ面白い(?)のは、先代プローブが発売になるとき、直前まで次期マスタングとなる予定だったのは
周知の事実ですが、そのプローブのベースはマツダのカペラ(ギョシャ座の意)です。
ギョシャって馬車とかの操縦者です。ウマく馬(マスタング)を制御できなかったんですね。
★サービス・マニュアル
何種類かでていますが、今まで使ってみたものは、
ショップマニュアル(〜68:1冊で40ドルぐらい、69〜:5冊組で60〜70ドル)、Chilton’s(17〜18ドル)、
HANES(17〜18ドル) の3種類ですが、やはりショップマニュアルが一番です。
ショップマニュアルはフォード社が各ディーラーに配布していたもののコピーらしいし、値段も高いんだから
詳しくて当然ですね。
チルトンは部品図などの印刷が多少悪い、ヘインズはデータに一部ミスがあるなどの短所があります。
★V10トライトンエンジン
ダッジヴァイパーなどに積まれているマグナムV10に対抗して作られたのが、このエンジンです。
これは、モジュラー・トライトン・エンジンファミリー(トラック専用で、4.6/5.4リッターのV8と、このV10)
の一部として開発されたました。排気量は415c.i.d.(6.8リッター)で、エコノライン・バンと、F250/350と
そのSUV版のエクスカージョンに搭載されています。
★SVTとSVO
SVT(Special Vehicle Team)はフォードのハイパフォーマンス部門で、
以前はSVO(Special Vehicle Operation)と呼ばれていたがSVTという名称に変わったと
言われたりもしていますが、実際には、ハイパー部品の開発部門がSVOであり、
それを使ってコンプリートカーを作っているのがSVTのようです。
詳しくはフォードのSVTのHPへどうぞ http://www2.ford.com/svt/about/
★FEブロックの打刻は?
FEブロック(352、390、427、428)のブロック前方には全部 352 の打刻があるそうです。
ですから、外見で判断するときにちょっと困りますね。
★427、428、429と何でこんなにまぎらわしい排気量のエンジンが?
427と428は、同じFEブロックの390をベースに作られたエンジンで、簡単にいうと、
390のボアを広げて高回転高出力型にしたのが427、390のストロークを延ばして低回転高トルク型に
したのが428です。427はレース用、428はストリート用という感じです。
また、429は429/460の385シリーズ(名称は排気量と無関係)のエンジンですので、
427や428とはボアもストロークもまったく違う別物のエンジンです。したがって部品の互換性はありません。
以下、順次載せていきますので、お楽しみに!!