yuma(アーティスト)
アルバム「光の子供」



[yuma]を知ったのはつい4ヶ月前。更に1年ちょっと前に、辻仁成が「Passaggio Discs」という新しいレーベルにてプロデュースする新人の オーディションがあった。僕は見事に落選。そのオーディションで辻仁成の耳に止ったのが「yuma」だった。始めは「どんな人が受かったんだ??」 という興味本位だったけど、見事惨敗。歌を聞いて本当に僕には勝てやしない個性というか、独特性というか、そういうものを持ち合わせてるなって思った。

yumaは今年、99年5月に1stアルバム「光の子供」をリリースしている。また、辻仁成が原作・脚本・監督・音楽監督を務めた映画「千年旅人」の 主演をyumaが演じている。(共演:豊川悦司・大沢たかお他)映画はベネチア映画祭にも出品されるとか。僕自身はまだ見ていないので、 演技や作品についてはまた今度。で、そのアルバムだけど、是非みんなに聞いて欲しいと思って、1つめのfavorite boxはyumaにしました。

アルバム「光の子供」は何も語らずただ聞いてもらうのが一番いいのかもしれないけれど、ちょっと書きます(笑)
このアルバムは、一言で言うならまさに「幼い頃のアルバムをそっと広げたような」1枚です。・・・帯に「大人になるにつれ、どこかに預けてしまった大切なもの。あのとき誰もが持っていた美しい感情の宝石。 ・・・・それは光の子供の声」と書いてあるけど、その言葉から受け取る期待を裏切らないアルバムだと思う。
初めて「光の子供」を聞いたとき、忘れていたものが戻ってきた。幼い頃のいろいろな思いが溢れ出して、思わず涙が溢れ出した。 素直に泣けた気がした。僕を戻れない筈のあの頃に連れていってくれた。そんな曲で、翌日にはアルバムを買っていた。 アルバムは全体的に「懐かしさ」や「穏かさ」を感じさせる。そして、それがもう過ぎ去ってしまった日々だという事まで感じる。 不思議な曲ばかりが詰まっていた。そしてその道案内をしてくれるyumaの優しく、切ない透る声。最近の僕はすっかりこのアルバムが 子守り歌になっている。まるで母親の羊水の中で眠っているような穏かさなんだよね。外界に出る前の確実に守られてる温かさ。
本当に、今の日本にはまず少ないと思うけど、でもその辺のすぐに忘れてしまう流行り曲とは違って、いつまでも忘れられない1枚に なると思われます。
1999/10

アルバム「光の子供」

1:光の子供
2:Aria
3:アイダ
4:君が好きだよ
5:ビジョン de ブランク
6:Floating in space
7:アカシア
8:I found it easy
9:あこがれ
10:そねっと

大人になるにつれ、どこかに預けてしまった大切なもの
あのとき誰もが持っていた美しい感情の宝石
・・・・それは光の子供の声




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